雨竜沼湿原の情報発信をするに当たって、あえてカテゴリー分けすると
同じ「ラムサール条約登録湿地」を見て、それぞれの違いを知ることで
やっと雨竜沼湿原の良さや悪さが見えてくると思います。
ということで前職 地域おこし協力隊として情報発信する方がいる「サロベツ湿原」に行ってきました。
サロベツ湿原ってどこ?
サロベツ湿原がどこかというと大雑把に言うと「道北」
豊富町と幌延町の沿岸沿いに広がる湿原で、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されています。
留萌~天塩間の国道232号(通称オロロンライン)を走っていくと左手に利尻島が見えてきます。
雲に隠れていますが、見えている山は標高1,721mの利尻山です。深田久弥による日本百名山に選定されています。
北海道海鳥センター
サロベツへ行く前に寄ったのが羽幌町「北海道海鳥センター」。
北海道海鳥センターは、北海道の海鳥類を中心とした野生生物保護への理解を深めるための普及啓発活動や、保護増殖活動、調査研究を行うための拠点として北海道羽幌町に設置されました。センターではウミガラスの保護増殖活動などを行っています。
大学時代の先輩が在籍しているということで寄ってみましたが休館日でした。また行ってみようと思います。
■北海道海鳥センター http://www.seabird-center.jp/
開館時間: 午前9時~午後5時 ※冬期間(11月~3月)は午後4時まで
休館日: 毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
住所: 北海道苫前郡羽幌町北6条1丁目
電話: 0164-69-2080
サロベツ湿原:豊富側へ
なんとか到着したサロベツ湿原センター。国立公園内、環境省が設置したセンターということでかなり立派です。
サロベツの歴史や現状など読み物だけでなく、標本や本物の泥炭を展示したり
モニターで見るものがあったり、もちろんセンターからすぐ出るとサロベツ湿原が広がっています。
さすが環境省という言葉しか出ません。
■サロベツ湿原センター http://sarobetsu.or.jp/swc/
営業時間 5〜10月 / 9:00~17:00(休館日/なし)11〜4月 / 10:00~16:00 (休館日/月曜)
11〜4月 / 10:00~16:00 (休館日/月曜・12/29-1/3)※月曜が祝日の場合は開館、火曜に振替休館
サロベツではすでにエゾカンゾウにシーズンとなっていました。
ここも木道が整備され、それぞれのポイントで紹介看板が設置されていました。
また入り口には散策するルール看板も設置されていました。雨竜沼も早く設置したい…。
サロベツ湿原:幌延側へ
豊富側センターを見学した後、幌延側ビジターセンターへ向かいました。
こちらは建物が豊富側と比べるとコンパクトな印象でした。
僕の知り合いの地域おこし協力隊はこのように「ほろのべ・サロベツ花*NEWS」というタイトルで
記事を発行して情報発信を行っています。
景観としては幌延側の方が雨竜沼に似ていて池塘やカキツバタなどがありました。
また、こちらでも木道沿いに看板が設置され、利用ルールもしっかり設置されていました。
■幌延ビジターセンター(幌延地域おこし協力隊)
開館時期:5月~10月(無休) 開館時間:9時~17時 入館無料
https://www.town.horonobe.lg.jp/www4/section/kikakuseisaku/le009f000001n0n0.html
夕方、仕事終わりの協力隊の彼と合流して、夕食がてら情報共有などを行い
Instagramにてオススメされたスポット「パンケ沼」で夕日を楽しみました。
夕方になって利尻山が綺麗に見えました。
道北は距離があり頻繁に行くことは難しいですが、道北なりの歴史背景や景観があり
それぞれの良さ・悪さがあると再認識しました。
それにしても環境省がしっかり携わっているセンターは立派でいいですね…笑
では、また。