こんにちは
先日、10月4日に大雪山系で初冠雪観測ということで
旭岳や十勝岳山頂付近はすっかり雪化粧となっていました。
雨竜沼湿原では雪どころか登山道では紅葉のピークも来ていない様子でしたが
本年度は10月9日(月祝)をもって登山受付終了となりました。
毎年、このスポーツの日を目途に登山受付を終了しています。
シラカバの紅葉はあっという間に終わってしまうので
ベストタイミングが難しいので、雨竜沼登山道では紅葉終わり?
と思ってしまうんですが、まだ色づきそうな木々もたくさんありました。
紅葉シーズン注意したいのがこの真っ赤に色づいたかわいい形の3枚葉
これは「ツタウルシ」の葉で一番に紅葉を始める葉です。
緑から橙色、赤色と綺麗に色づくので手に取りたくなるんですが
触るとかぶれる「ウルシオール」という成分があります。
ウルシの仲間の中で毒性は最強だとか…
肌が弱い方は特に触らないように注意してください。
白竜の滝回りも綺麗に色づいていました。
よく見ると下に人が…。全く気付かなかった笑
さて最終日は秋晴れに包まれ、3連休後半2日は合わせて150名近くが訪れたようです。
湿原に着くと、朝方はやはり寒く手袋がないと手がかじかみそうな気温でした。
10時をまわると気温が上がり暖かくなりました。
標高が上がると見えてくるダケカンバ林が良い味を出しています。
シラカバと違い、赤みがかった幹と横に伸びる枝が特徴です。
トンボ沼にはカモがいました。
今までマガモを見ていた気がしたのですが、うーん。キンクロハジロ?違うし、エクリプス??
鳥に詳しい先輩に相談したら、スズガモじゃないかな。と…
スズガモを調べると「冬鳥・海ガモ」と書いてありました。
ということは南に渡る中継地にしていたことが考えられます。
こういうこともあるんですねー。
少し先に進んで、展望台分岐付近でも綺麗に紅葉が見れました。
管理棟に下りてから聞いた話によると、南暑寒岳方面に行った方がヒグマにうなられたとか。
7日にも日中駐車場でヒグマの目撃報告があったり。
もともとヒグマの生息地で単純に個体数が増えているのかもしれいないし、
今年はどの木も凶作で雨竜沼登山道でもナナカマドやヤマブドウの実がついていないのを確認していました。
そのため、例年よりも行動範囲が広がっている影響もあるのかもしれないですね。
帰り道、姿を見せなくなったなーと思っていたシマリスが顔を出し、わずか数mの間に3匹も遭遇しました。
山納めの日にこれだけシマリスタイムに出会えてよかったです。
冬眠前最後の踏ん張りですね、くれぐれも餌付けはしないように。
さて、リアルタイムな情報更新も今回で最後になるわけですが
冬の間もぼちぼちと色々な情報をお届けできればと思っていますので
今後もお付き合いよろしくお願いします。