9月に入っても日中は汗ばむ日が続く北海道。
気づけば稲刈りシーズンにもなり
2023年の雨竜沼シーズンも残すところ1か月を切りました。
前回から少し日が空いてしまいましたが
9月11日時点の様子をお伝えします。
登山道には紅葉した葉や枯れた葉が落ち、秋らしい様子となってきました。
紅葉シーズンになると滝まわりの木々も色づきますが
今年は暑い日が長かったので、紅葉が一番早く訪れる黒岳でも
まだのようなので、雨竜ももうしばらく先になりそうですね。
開花状況としては、エゾノコンギクやキツリフネなど数種類となってきました。
湿原はタチギボウシやイワイチョウなどの葉が黄色く色づいて
少しずつ草紅葉(くさもみじ)の景色と移ろってきています。
この草紅葉は2017年にNIKKEI特集企画でも「全国の草紅葉が美しい名所10選」に選ばれました。
※詳しくはこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO21130050U7A910C1000000/
湿原の開花状況としてはエゾリンドウ、ウメバチソウ、コガネギク、ウリュウコウホネが
いずれもわずかに咲いている状況でした
例年よりも1週間近く開花サイクルが早かったことも影響していますが、やはり一番の影響は「食害」ですね。
秋に見頃となる「エゾリンドウ」も咲いたそばから食べられています。
主にエゾシカかと思われますが、どうやらウサギの食害もあるようで…
花を見るなら今週がラストウィークになるかもしれません。
秋といえば来年に向けて果実(種子)を実らせる時期でもありますね。
湿原でもツルコケモモ(いわゆるクランベリー)が結実していました。
湿原内は採取禁止なので取って食べることはできませんのでご注意ください。
最後に注意喚起が2点。
笹薮の下に管理棟でお配りしている割引券が3組ほど落ちていました。この日は他にもペットボトルや
塩分補給タブレットのゴミも落ちていました。
いずれも故意でないにしても、景観的な問題や野生動物誘因につながってしまいますので
ごみの落下には十分注意して散策してください。
冬眠に向けてシマリスが忙しなくする時期となり、道道432号線で多数道路を横断していました。
(この日は帰路だけで5匹)
車が来てもご飯に夢中で中々逃げません!!
小さくて枯葉と見間違うこともありますが、ロードキル個体をなくせるよう減速した運転にご協力ください!!